YouTube 動画紹介:住宅設備の性能は低くていい理由。
どうもこんにちは たむらです。R+house大仙ではこちらのYouTubeチャンネル「建築たむら」にて、おうちに関する性能やデザイン、お金についての動画を上げております。ご興味ありましたら、是非チャンネル登録お願い致します!
今回、ご紹介するのは住宅設備の性能は低くていい理由。です。
お家を建てる際に例えばエアコンはどのぐらいの大きさのものを入れたらいいんだべが。とかソーラーパネルを載せた方がいいんだべかとか床暖房入れた方があったけべがとかそういったことを悩まれている方にはうってつけの動画になるかと思います。おうちを建てる際に重要視したいなって思う部分、これが結構明確になって来るかと思いますので
ぜひ最後までご覧ください。
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今回なんですがまず3つに分けて解説していきたいと思います。
①おうちの性能ってなんだろう? ②性能ってなんの為にあるんだろう? ③世の中におうちは2種類しかない。
①おうちの性能ってなんだろう?
まず①おうちの性能って何だろうというところなんですがおうちの中にある性能って設備機器の性能があると思うんですけれどもエアコンの対応する畳数であれば16畳用とかもしくは6畳用とかありますよね。他にも太陽光パネルの大きさだったりとか床暖房が付いてたりとかそういった設備関係の性能はあるんですけども他にも家本体の性能っていうのもあるんですよ。この家本体の性能って何だろうっていうところなんですけども、これは壁の性能なんですね。壁、屋根、基礎 つまり、おうちの周りを囲っている部分。家の中と外の境界線の部分ですね、こちらの性能です。例えばお水を入れるコップで考えてみると普通のガラスのコップなのか。断熱性能を伴った魔法瓶なのか。そういった性能の違いってことですね。その家本体の壁とか屋根、あとは基礎、そういった家をぐるっと囲んでいるもの、これを外皮って言うんです。なのでおうちの性能というのは、住宅設備のメカの性能と家本体の外皮の性能の2種類があります。これがおうちの性能になります。
②性能ってなんの為にあるんだろう?
①でお話ししたメカの設備関係の性能だったり、あとは家本体の外皮の性能、これらは何のためにあるのか。簡単なんですけども人が暮らす上での快適ゾーンを保つためにあります。すべてはその人の暮らしを豊かにするためにあるってことですよね。その人が暮らすにおいて、快適なゾーンって何なのかというと温度と湿度で表されます。温度でいうとだいたい18℃から22℃の間ですね。そして、湿度が45%から55%の間ぐらい、ここが人によって非常に心地のいい気温と湿度というふうに言われております。人にとって非常に心地のいいのもあるんですけれどもそれにプラスして、ばい菌ですとか細菌、ウイルスなんかが繁殖しにくいそういったゾーンにもなってます。なのでおうちに関してはこの快適なゾーンをどれだけ保ちやすいかというのが非常に重要なポイントになってくると思ってます。
③世の中におうちは2種類しかない。
3つ目は世の中におうちは2種類しかない。どういうことなのか2つの例を挙げたいと思います。
1つ目、
外皮の性能が悪いんですけれども、設備の性能が非常に高い。
2つ目、
外皮の性能が非常にいいけれども、代わりに設備の性能が低い。
世の中のおうちは大体この2種類だと思います。
世の中のおうちは大体この2種類だと思います。
解説
まず1つ目の例について少し解説したいと思います。
こちらは外皮の性能が悪いっていうことなんですけども、つまり断熱性能が悪いです。外皮の断熱性能が低いので外気温の影響、例えば、夏場の暑い日だったり、冬場の非常に寒い日の外気温の影響をもろに受けるということになります。なので夏は暑いし、冬は寒いということになるんですが今は高性能なエアコンはたくさんありますのでそういったエアコン等を各部屋に設けることで快適度を維持するような感じですね。他には床暖房を入れたりとかそういう感じで快適ゾーンを維持するというやり方になってます。外皮の性能って断熱性能だけじゃなくて、隙間も関わってきます。もちろん隙間が少ないほど断熱性能が非常に良くなります。ストローを例にすると途中に穴の開いたストローではその穴から空気が入ってくるので下にある液体を吸うことはできないですよね。なので24時間換気っていう計画換気が、穴がポツポツ空いて隙間がいっぱいあるとうまく機能しないんですよね。ショートサーキットって聞いたことあまりないかもしれないですけれども、例えば、赤い矢印から新しい空気を吸って、青い矢印から古い空気を出したい、そういう設計だったとしますね。そうした場合にすき間がないと青い矢印から空気を出すと赤い矢印からその分空気が新しく入ってくる。そうするとしっかり循環されて常に新鮮な空気で保たれるということなんですが、これがもし穴が空いてたりすると
先程、例に挙げた穴の開いたストローみたいな感じで水色の部分しか空気が入れ替わらない。これがショートサーキットっていうんです。それがおきると画像右側の空気はまったく動かないんです。これの何が良くないのかというと要は湿気が非常に溜まりやすくなります。ですので細菌が増えやすいということになります。ですのでこの1つ目のおうちに関しては外皮の性能が悪い分、その機械設備を使って快適ゾーン補うようになってますので光熱費が上がりやすいところがあります。そのほかにもエアコンが付いてない部屋があるんですよね。例えば脱衣室だったりとかお風呂場とかだと思うんですけれどもそういった脱衣室にやっぱヒーターが欲しくなったりとか計画換気がうまく機能しないので除湿器だったり、加湿器だったりとかそういうのが欲しくなったり。そういったところについてもやっぱり費用が加算されたりする場合があります。
先程、例に挙げた穴の開いたストローみたいな感じで水色の部分しか空気が入れ替わらない。これがショートサーキットっていうんです。それがおきると画像右側の空気はまったく動かないんです。これの何が良くないのかというと要は湿気が非常に溜まりやすくなります。ですので細菌が増えやすいということになります。ですのでこの1つ目のおうちに関しては外皮の性能が悪い分、その機械設備を使って快適ゾーン補うようになってますので光熱費が上がりやすいところがあります。そのほかにもエアコンが付いてない部屋があるんですよね。例えば脱衣室だったりとかお風呂場とかだと思うんですけれどもそういった脱衣室にやっぱヒーターが欲しくなったりとか計画換気がうまく機能しないので除湿器だったり、加湿器だったりとかそういうのが欲しくなったり。そういったところについてもやっぱり費用が加算されたりする場合があります。
次に2つ目のおうちですが外皮の性能が非常に良くて設備の性能が低いっていうおうちですね。
1つ目とは真逆の性能を持ったおうちなんですけれどもこちらはその外皮の性能が高いので外気の影響を受けづらい、夏の暑い日。冬の寒い日だったりとかそういったのに関係なく、おうちの中を一定に保つことが容易であるということになります。なので少ない冷暖房設備で、夏は涼しく、冬は暖かいという状態を作りやすいということになります。つまり、快適ゾーンを維持しやすいってことになります。そして、気密性能です。壁の隙間の面積が非常に少ない状態ですので24時間換気がしっかり機能します。先程のしっかりした穴のないストローの状態ですね、それで空気をしっかり入れ替えることができるということで湿度を常に良い状態に保ちやすいっていうことになります。なのでウィルスとか細菌などが繁殖しづらいってことになります。おうちっていうのは4,5年住んで終わりとかいうことではないので、少なく小さい設備で運用できると長期での交換コストが非常に低くなります。例えば、10年経ってエアコン交換するとかそういったときに各部屋にエアコンを設置する必要がないので設置台数が少なくなり、交換台数が少なくなるということです。うちの会社のモデルハウスなんですがこちらはちょっと難しい言葉でいうとHEAT20という基準のG1というレベルの外皮性能持ってます。おうちの大きさが上下階合わせて32坪の大きさなってます。畳数に換算すると要は2倍なので64畳になってます。建っている場所は東北の秋田県なんですけども動画撮影日は12月10日です。冬、まだ雪そんな今年は降ってないんですけど10畳用のエアコン1台で運用しています。そのエアコンは1階にあるんですけど、夏場は2階に設けた6畳用のエアコンで冷房を上から下に下ろし、1階のエアコンは止めておくという感じの運用の仕方になります。夜はエアコンで暖房をとって室温20℃の状態だったとして、そこからエアコンを止めて、翌朝、どのぐらいまで温度下がってるかというとこちらのモデルハウスはだいたい16℃ぐらいになってます。このモデルハウスはソーラーパネルは置いてないんですけど、特に秋田県って全国的に見て非常に日照時間が少ないのでソーラーパネルは結構検討しないと難しい部分はあると思います。ただ他の県ですと例えばソーラーを採用する場合があると思うんですがそういった場合も元々光熱費が非常に少なくて済むのでソーラーパネル自体も小さい量で済むということですね。なので20年、30年たってソーラーパネルになにかのメンテナンスが必要だっていう場合であってもかなりコスト安くと抑えられるということになります。ではここまで3つに分けてご紹介してきましたが少しまとめたいと思います。
まとめ
まず①おうちの性能ってなんだろう?っていうところで大きく分けて二つあるというお話をしました。住宅設備などのメカの性能。あとは家本体の外皮の性能。その2種類があるということでお話しました。②性能ってなんの為にあるんだろう?というお話なんですがそこはもちろんその人が暮らしていく上で快適なゾーンを保つためにあるということです。③世の中におうちは2種類しかないで、すごく快適ゾーンを保つ性能の使い方が2種類あったんですよね。1つ目は外皮の性能が低いけれども設備の性能を上げてそれで快適ゾーンを補うおうち。2つ目は外皮の性能が非常に良くての設備の性能は低くていいとそれで少し補うおうち。この2種類があるというふうにお話をさせてもらいました。今回の動画のタイトルにもあるとおり、個人的には住宅設備の性能は低くていいと思ってます。その代わり住宅の外皮の性能は後から変えることが難しいのでこれをしっかり重要視してる方が良いと思ってます。
みなさんはどちらでしょうか。快適なお家快適な生活を得るためにはどちらの家を選ぶでしょうか。
もし参考にしていただけたら幸いです。こちらのチャンネルではこういった動画を今後も上げていきますのでもしよろしければチャンネル登録して次の動画をお待ちください。また今回の動画がいいなと思っていただけましたら、ぜひいいねボタンを押していただけたらうれしいです。大変励みになります。また何かご意見などありましたらぜひコメント書いていただけますとで必ず読んでお返ししますのでよろしくお願いいたします。では今回はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。