こんにちは!和田です╰(*´︶`*)╯
ほどよい距離感で大家族が暮らす家
今回も田園風景が楽しめる家ですが大人6人と猫2匹の大家族です。
家族構成:夫婦+息子+両親+妹 構造規模:木造・2階建 敷地面積:423.31㎡(128.04坪) 1階面積:115.10㎡(34.81坪) 2階面積:72.87㎡(22.04坪) 延床面積:187.97㎡(56.85坪) 建築家:齊藤真二 R+house東伯
将来の使い方も描いた3世代住宅プラン
のどかな田園風景の中に建つO邸は、6人の大人と猫2匹が暮らす大家族の住まい。子育てを終えたOさん夫妻は、「第二の人生」を楽しむため、高齢の両親や独立した子供たちとつながりを持ちながらも、個々がそれぞれの生活スペースで快適に暮らせる家を望みました。1階はLDKと浴室。家族の生活が完全に分断されないようにキッチンや浴室は共有することにしました。浴室のそばには、両親と妹の部屋。両親の部屋は、仕切りを閉めれば部屋を分けれるようにしています。また、農家を営んできた両親は、今でも家の前の畑で農作業に勤しむ日々。そこで、作業着のまま出入りできるサブ玄関を設けました。一方、2階にはOさん夫婦と次男(20代)の部屋があり、県外で暮らす長男長女の部屋も用意しました。ふだんはそれぞれの生活をしながら、季節の行事を行う際や休暇には家族が集まり、大勢で一緒の時間を過ごす家となっています。南に取り付けたウッドデッキは、ご主人にとって読書したりビールを飲んだり物思いにふけったり、ひとりでくつろげる場所。
もみじなどの庭木を充実させて、緑豊かな風格ある玄関アプローチに。北側(写真右下)に寄り添うように取り付いた小屋は、キッチンの勝手口とつながる屋外物置。
大地の恵みに囲まれたアウトドアリビング
畑や庭とつながる広いウッドデッキは、この家のもうひとつのリビング。深い庇は透明のアクリル板のため、雨を除けながら光を取り込む。子供たち家族が帰省したときには、畑で採れた野菜でバーベキューを楽しむことも。
庭好きのご主人がこだわったのは、お風呂の横の坪庭。浴槽に浸かりながら、庭を眺めることができる。玄関からリビングが丸見えにならないようにクランクイン。正面の壁には、飾り棚をつくって来客をもてなす。
プライベートゾーンは使い勝手のよい動線を
ダイニングテーブルは対面ではなく、横に配置することでテーブルまでの動線が短く、料理の配膳や片付けがラク。リビングと和室は大開口にして、外の景色を取り込む。奥様がこだわったアイランドキッチンは、高級感のあるセラミックトップでまるで家具のよう。
主寝室は、洗濯物を干したりアイロンがけしたりできるユーティリティルームや広いウォークインクロゼットが隣接しているため、洗濯物をしまったり、着替えたりするのに使い勝手がよい。