こんにちは!和田です(^◇^)
おおらかに、軽やかに子育てハウス
今回、ご紹介するのは、建築家の気配りが光る家。
家族構成:夫婦+子供2人 構造規模:木造・2階建 敷地面積:200.14㎡(60.54坪) 1階面積:65.41㎡(19.78坪) 2階面積:48.02㎡(14.53坪) 延床面積:113.43㎡(34.31坪) 建築家:矢橋徹 R+house岩国
「いいな」と思える場所がたくさんある家
「一番変わったのは子供たちが家で思い切り遊べるようになったこと」と口をそろえる夫妻。吹き抜けのリビング、プロレスをしても痛くない和室、プール遊びができる中庭。そして、ぐるぐる回れて行き止まりのない家の中すべてが子供たちの遊び場です。軽い気持ちで行った見学会でR+houseを知り、「こんな家がほしい」と即断したそう。ご主人は特に「設計は設計のプロに任せる」という考え方に共感しました。模型を目にした時には歓声を上げたご主人。「打ち合わせの最後にポロっと『吹き抜けがあったらいいなあ』とつぶやいたことが、ちゃんと設計に盛り込まれていたんです。実現できると思っていなかったので、すごくうれしくて」。奥様は、暮らし始めてから建築家の気配りに気づいたとか。「カーテンなしでも周りを気にせず過ごせるから、子供部屋の窓からは並木の桜が、リビングの高窓からは満月が見えて感動したり。設計のロジックが納得できて、建築家ってすごいな、と思いました」。奥様はキッチンのそばに専用のデスクを得て、家事や子育ての合間に自分の時間を充実できるようになりました。外出用の道具が一手にしまえる玄関収納は、慌ただしい中でも整った暮らしをかなえてくれます。憧れの中庭では友達を呼んでBBQ。こうしたちょっとした「うれしい」が積み重なり、心をおおらかにしてくれます。男の子2人のたいへんな子育ても、軽やかにこなせる住まいです。
子育てを楽しくする住まいの「ゆとり」
周囲からの視線が気にならない中庭でBBQ。外で食べるおいしさは格別。子育てを通じた友達を招いてのBBQパーティも楽しんでいる。中庭はタイル張りなので、プール遊びにも最適だ。2部屋にも分けられる左右対称の子供部屋には、収納をまったくつくらず、置き家具での間仕切りを予定している。遠い将来、子供たちが独立した時を考えてのこと。子供部屋の窓から見える桜並木の変化に季節を感じることができる。ダイニングの一角(写真右側)には子供たちのスタディコーナーとしてデスクを設けた。幼稚園の制作物をピンナップできるように、デスク前の壁に有孔版を取り付けたのは奥様のアイデア。
収納の充実でリビングや玄関は整然と
本好きの奥様の蔵書を収めるため、階段下の空間を利用して書棚をつくった。その左側は翻訳家を目指して勉強している奥様の書斎スペース。対面式キッチンから家の中の状況を把握することができる。シューズクロークがあれば、子供たちが靴を脱ぎ散らかしても玄関はきれいに保てる。奥のクロゼット内につくったロッカーは、カバンなどの持ち物をそれぞれが管理できるよう、ひとりに一区画割り当てた。子供用のスタディコーナーはキッチンのそばなので、家事をしながら勉強を見てあげることができる。
ゲストルームは中庭を挟んで離れ風に
「和室では、いつも子供たちがプロレスをして遊んでいます」と笑うご主人。奥様は、中庭を挟んでリビングと距離を取ったことが正解だったと言う。「夫の親が泊まりに来たときに、生活の場と離れているので落ち着いて過ごしてもらえるのがよかったです」