こんにちは!和田です(^◇^)
愛車と一緒に過ごす自転車ルーム
家族構成:夫婦+子供1人 構造規模:木造・2階建 敷地面積:304.62㎡(92.14坪) 建築面積:71.70㎡(21.69坪) 1階面積:62.10㎡(18.78坪) 2階面積:66.24㎡(20.03坪) 延床面積:128.34㎡(38.81坪) 建築家:田淵一成 R+house伊勢/松坂
今回、ご紹介するのは、趣味に対する不満を解消した家です。
トレーニングもできる自転車専用の部屋
中西さん夫妻はそろってアウトドア派。ご主人はマウンテンバイクを、奥様はロードバイクを本格的に楽しんでいます。前の家では寝室にまで自転車やキャンプ用品があふれ困っていたのだとか。実家を建て替えて移り住むにあたり、そうした不満を解消することがひとつの目的となりました。「建築家の田淵一成さんの、2階にリビングがある設計には驚きました。自分たちはまったく想定していなかったので」とご主人。住宅密集地では一般的になった上下逆転プランも、敷地にゆとりのある郊外ではまれ。しかしそのおかげで1階には、自転車を何台も置ける広い自転車ルームを設けられました。この部屋では自転車の手入れをしたり、トレーニングをしたりもできます。ひと汗かいたらすぐにシャワーを浴びられるよう、直接脱衣室への出入り口も用意されました。住んでみると、2階リビングの快適性に得心したというご主人。「カーテンをしなくてもプライバシーが守られている安心感があり、伸び伸び過ごせていいですね」。広さに余裕もあるので、念願のハンモックを吊るすことができました。奥様は、自室とキッチンが同じ2階にあるので朝の家事がラクだと言います。対面キッチンの、いつも家族と一緒にいられる感覚も気に入っているそうです。新築から半年後、思いがけず小さな命が家族に加わりました。家の近くでさまよっていた子猫を、飼うことにしたのです。リビングの一隅には、まるであつらえたかのようにゲージが収まっています。「運命だったのかな」と、一家でその愛らしさに目を細める毎日です。自転車の置き場。手入れの場、そしてトレーニングの場である自転車ルーム。壁、天井のOSBボードは、ご主人がサイクルショップで見かけていいなと思い、自宅に取り入れた。
自転車ルームから浴室へとつながる回遊動線
写真左手のドアから洗面・脱衣室、そして浴室へと続く動線。汗をかいて帰って来るとすぐにシャワーを浴びることができる。農作業の後にもすぐに部屋を汚さずに浴室へ行けて便利。玄関に入って右手が自転車ルーム、左手はこの写真のホールへとつながる。階段下空間に、小さくなって乗れなくなった娘の自転車を展示。自転車ルームには掃き出し窓からの出入りも可能。洗ったりする場合は外に持ち出す。
人目を気にせずにくつろげるLDK
広さにゆとりのあるLDK。奥の対面キッチンには、写真左手の裏動線からもアクセスできる。耐震性を確保するために必要だった2本の柱は、飾り棚にアレンジした。念願のハンモックも実現。計画したわけではないが、猫のケージもぴったりと収まった。
全員が個室を持ち、自分の時間も充実
キッチンへの動線上にある手洗いコーナーは、奥様の好みに合わせパステルカラーのモザイクタイルに。その右の食品庫は、無印良品の引き出し収納を入れて細かいものを分類している。キッチンはショールームで見て決めたクリナップのもの。赤色に元気をもらっている。奥様の個室(写真)と娘さんの個室は2階に、ご主人の個室は1階にと、家族それぞれに個室を用意した「起きてすぐにキッチンへ行けるのがいいですね」と奥様。シャンデリアやフロアスタンド、絵を飾るなどして好みの雰囲気づくりを楽しんでいる。
イベントについてのご紹介
9月5日に「~知らなきゃ損する~ 後悔しないための賢い家づくり勉強会」を開催いたします。会場は「はなび・アム 2F 大研究室」で詳しくは下記をご参照ください。*講師の方が、田中悠太氏を予定しておりましたが中山史章氏に変更になりました。