家族構成：親夫婦＋母＋子ども1人 構造規模：木造・２階建 敷地面積：246.98㎡(74.71坪) １階面積：104.61㎡(31.64坪) ２階面積：30.08㎡(9.10坪) 延床面積：134.69㎡(40.74坪) UA値：0.41W/㎡K C値：0.31c㎡/㎡ 建築家：田島則行 R+houseくき☆しらおか 豊田工務店
この家には、大学で准教授をつとめるKさん、高齢の義父母、成人されたご長男が暮らしています。大人同士の家族のために、それぞれがプライバシーを保てることが重視されました。サニタリーやLDKの近くにはご両親の部屋を。Kさんの寝室は一番奥まった場所に。ご長男の部屋は2階に。程よく距離を保ちながら、一緒に朝ごはんを食べるダイニングが必要となります。Kさんは友人・知人や教え子たちを自宅に招く機会が多く、ホームパーティを意識した間取りにもなっています。玄関を入ってすぐにLDKが広がり、ウッドデッキは開放的な前庭側と、部屋に囲まれた中庭タイプの2つ。リビングとデッキを開放すれば、来客は様々な場所でくつろぐことができます。Kさんにとっては、これが2度目の家づくりでした。「前の家は動線に不満や後悔があったので、今度の家では絶対に妥協しないと決めていたんです。住み始めると、図面からは想像できなかった暮らしやすさがわかり、建築家の設計の素晴らしさを感じました」。隣地には、同じ建築家・田島則行さんの設計で次男一家の家が建つ予定。そちら側には窓を少なくして中庭を設け、2軒が互いにプライバシーを確保しつつ交流を保てるという構想。Kさんを軸にした、大きな家族の将来像が描かれています。
玄関や階段室も取り入れた、アジアンリゾートの雰囲気漂うリビング・ダイニング。キッチンは来客に雑然とした様子を見せないように個室化。
ゆったりとした傾斜天井に覆われた伸びやかなLDK。天井にレッドシダーを張ったことで、落ち着きのあるリラックス感が出た。
リビングから中庭越しにKさんの寝室を見た光景。中と外の連続感が奥行きを生んでいる。窓の上には間接照明を組み込んでいる。
部屋に囲まれているのでプライバシーが守られ、屋外用の家具を置いたので利用しやすいウッドデッキ。
アクセントカラーの赤を添えたキッチン。個室感がありつつ正面の窓でダイニングとのコミュニケーションも取りやすい。
ダイニング側には酒瓶や酒器のコレクションを並べられるオープン棚を造作。客人がそれぞれ好きな酒器のセレクトを楽しめる。
リビングの一角にあるバーコーナー。スポット照明やモザイクタイルでムーディに。下にはワインセラーを置いている。
シースルー階段の下を利用して、廊下沿いにワークスペースをつくった。正面に小窓があるので手元が明るく作業しやすい。
10月9（土）10（日）23（土）24（日）日に須和町のモデルハウス完成見学会を行います。詳細は下記をご参照ください。
