こんにちは!和田です(^◇^)
今回、ご紹介するのは、太陽エネルギーを利用したゼロエネルギーハウスです。
太陽エネルギーを利用したゼロエネルギーハウス
「特徴のある外観にしたい」という要望を受けて、正面外観の一部を曲面にデザイン。家自体は箱型の単純な形だが、カラーのコントラストも強い印象を与える。
家族構成:夫婦+子供2人 構造規模:木造・2階建 敷地面積:225.81㎡(68.30坪) 1階面積:52.99㎡(16.03坪) 2階面積:51.34㎡(15.53坪) 延床面積:104.33㎡(31.56坪) 建築家:木内浩司 R+house浜松東 フォーラムプランニング
家族構成:夫婦+子供2人 構造規模:木造・2階建 敷地面積:225.81㎡(68.30坪) 1階面積:52.99㎡(16.03坪) 2階面積:51.34㎡(15.53坪) 延床面積:104.33㎡(31.56坪) 建築家:木内浩司 R+house浜松東 フォーラムプランニング
高気密・高断熱を生かし、光熱費がゼロの家
建築学科出身のご主人は、住みやすい間取りもさることながら、暮らしのエネルギーに深い興味を抱き、高気密・高断熱のR+houseでネット・ゼロエネルギーハウス(ZEH)を実現したいと望みました。※ZEH(ゼッチ)とは、建物や設備の性能を向上させ、再生可能エネルギーを活用することにより、年間のエネルギー消費量がゼロになる建物のこと。屋根には発電量7kW以上の太陽光パネルを搭載。安価な深夜電力を貯める蓄電池やHEMS(ヘムス・家庭で使われるエネルギーを見える化するシステム)を導入する本格的な取り組みです。1年目の夏は、オール電化で調理も給湯もまかなったうえ、エアコン2台を連続運転したにも関わらず、電力会社から買う電力より売電の金額が一万七千円以上も上回ったそう。冬に日差しを利用して床タイルに蓄熱し、暖房の省エネを図る計画は、建築家・木内浩司さんによってタイル土間を玄関からリビングまで連続させるユニークな間取りに反映されました。ご主人はR+houseの魅力をこう話します。「ありきたりのものではなく、それぞれの敷地や家族にぴったりの家が実現できると思います。私の望んだ"大きくなくても伸び伸び暮らせる家"を建築家に設計してもらえました。」確かにS邸の間取りはユニークです。1階の床面積は53㎡と小さめですが、縦長の平面形を生かして視線を長く遠くへ向けることで広く感じさせています。完全なワンルームにするのではなく、あえてリビングは壁で独立させつつ、壁をところどころくり抜いて空間をつなげています。そうすることで、壁で包まれるリビングの安心感と空間の広がり、その双方を手に入れることができたのです。
リビングは、壁の一部をくり抜いてダイニングキッチンと緩やかに区切ったため、適度な籠もり感が落ち着きを感じさせる。壁の上端は腰掛けるのにもちょうどいい高さ。リビングの床は玄関土間から続くタイル張り。冬は日光からの蓄熱をねらった。タイル張りの床は、夏場はひんやりとして心地よい。
ワンルームの空間を複雑に 豊かに見せる設計力
奥様が選んだ赤のアイランドキッチンが、差し色として効いている。キッチンとそろえ、ダイニングテーブルの天板も赤のエナメル塗装仕上げに。背面の収納は引き戸で隠すことができる。玄関から庭まで視線が長く抜けることで、広く感じさせる土間。壁の裏側がリビング。適度な見え隠れが面白味を生む、建築家ならではのアイデア。オール電化でキッチンはIHに。油が舞い上がりにくくオープンキッチンに向いている。フラットで掃除もラク。階段下のスペースに蓄電池を置いている。蓄電池は非常時の備えとしても心強い設備だ。オール電化なので給湯も電気で。敷地にゆとりを持って計画したので、貯湯タンクの設置場所にも困らなかった。土間を南側まで延長し、熱を集めやすい黒のタイルで太陽の光から蓄熱。日が暮れてからもしばらくは暖かい。冬に光と熱を採り入れ、夏の暑さをカットするLow-Eペアガラス・ガス入りの高性能サッシを採用。
トイレを一体化した広々明るいサニタリー
プライベートのサニタリーは、洗面・脱衣とトイレを一室にまとめた。その分広くなり小さい子供の世話をするのもラク。1階にもトイレと手洗いがあるので来客時も困らない。
プライベートな場の快適さも大切に
子供部屋は将来分けられるように出入口を2か所設け、左右対称に。当分は広いままプレイルームとして使う。寝室にはベッドを置かず、布団を使用。正面の壁に紺色のクロスを張ってアクセントウォールに。廊下には物干し竿をかけられるようにし、室内干しに対応。衣類を畳んだり、アイロンをかけたりするカウンターがあり、クロゼットも近いので重宝。